密かなアウトプット場所として。
頭とこころの整理。
苦しみの日々
哀しみの日々
それはひとを少しは深くするだろう
わずか五ミリぐらいではあろうけれど
さなかには心臓も凍結
息をするのさえ難しいほどだが
なんとか通り抜けたとき 初めて気付く
あれはみずからを養うに足る時間であったと
少しずつ 少しずつ深くなってゆけば
やがては解るようになるだろう
人の痛みも 柘榴のような傷口も
わかったとてどうなるものでもないけれど
(わからないよりはいいだろう)
苦しみに負けて
哀しみにひしがれて
とげとげのサボテンと化してしまうのは
ごめんである
受けとめるしかない
折々の小さな刺や 病でさえも
はしゃぎや 浮かれのなかには
自己省察の要素は皆無なのだから
茨木のり子さんの詩
苦しみの日々 哀しみの日々
息をするのさえ難しい
そんな苦しみも哀しみも
みずからを養うに足る時間
まさに、苦しみに負けそうになった時
心はたしかに、
とげとげのサボテンと化す
平気で人を傷つける
カンタンに、信じないって選択をする
この詩に出会って
よかった。
言葉にしてもらって
はじめて気づく
そっか。そっか。
サボテン、は、よくないなあ。って。
知力で、強くなる
考えて、優しくなる
こころのままに生きるより
ずっと確かだと思う。
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